MRリストラ問題がこれから深刻化か、最善策はどこにある

昨年からMRのリストラニュースがネット上でもいくつか見られるようになってきた。

ファイザーやノバルティス、グラクソ、第一三共、協和発酵キリン、サノフィなどではこの5年余りで数百人規模でMRを減員し続けている。特に人員コストにシビアな外資系製薬メーカーの名前が連なってくることは業界人であれば当たり前のことと思えるのではないでしょうか。イメージどおり業績が悪ければ即座にリストラのようです。もちろん業績以外にも原因としては将来的に新薬の計画が少ない遅れているといった場合や自社製品の特許切れによりジェネリック医薬品によってシェアを奪われるという影響を受けてでの判断だったでしょう。

逆にMRを増員するメーカーもあります。武田薬品、MSD、田辺三菱製薬、リリー、ベーリンガー、大塚製薬など大きな増員で数百名というケースもありますが、ほとんどが数十名程度の増員が目立ちますです。

ここで製薬業界に対して不安に感じることは、MRの増える数よりもMRが減るスピードが速いことです。新しい医薬品開発の問題もありますが高齢化社会の日本におちて医薬品市場は依然拡大されています。しかし製薬メーカーからすると医薬品の販売するセールス(MR)の数は減らしつつあります。日本の医薬品マーケットでは将来性を感じない、これが製薬メーカーの答えといっても過言ではないかもしれません。

しかし、医薬品という業界はなくなることがないでしょう。今までの国内の医薬品市場規模の拡大路線が継続できてきたが、これからは下降トレンドに変わっただけ、客観的に考えれば今までが異常でこれから正常へ向けて人員が再構築されていくのだと考えていくことが正しいかもしれません。

おそらく現場再度では正常化へ向けて、大きな市場の変化が起こる可能性は高いでしょう。一つは、企業のM&Aがまず考えられることでしょう。また不気味なのがAGやジェネリックといった分野が国内シェアの8割を持ったとき新薬メーカーはどれだけ必要とされているのでしょうか?国内に新薬を作れるメーカーはあるのでしょうか?このあたりの問題がこれから過熱しさらにクローズアップされていることでしょう。

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