とあるMSとの話。。。

某大手広域卸のMSさんと話をしました。

仕事の話を中心に、○○の医療機関が、薬局が、、、これからの流れはと。。。ありがちな話をしていたときに、昔の医療業界は本当に良かったなーってポロッと出た言葉の後が正直しんどい・・と・・40代後半にこれから入るMSさんなので、良い医薬業界もたくさん見て知ってるし、また医療機関でドクターと話をすることは年齢の逆転現象が多く生じ始める年代だと思います。特に最近は若いドクターなら、30代前半から中ごろで開業したりもするので、そういうドクターから呼び捨てで、指示をされることはイメージしていたとはいえきついものがある。幹部候補の流れを完全に逸脱してしまっているので、このままある年齢まで耐えしのぐのも人生・・・こんな感じのことを最後の方はいっていた。

ほとんどのMSさんはこの流れを受け止めて粛々と仕事を、業務を行っていくわけではあるが、現実の問題となった場合急に怖くなる人も多いようです。特に、最近は広域卸のMSからコントラクトを目指す人も多いですし、逆にジェネリックのMSへと転進する人も見かけるようになりました。これも結局現在の自分自身の立ち位置の変化に耐えることができなくなったことを耳にしました。

医薬業界はやっぱり守られた業界だけあって、特に広域卸同士ある程度の見慣れた関係での業務を行っているわけです。住み分けもある程度確立されているでしょう。というか、そのバランスをMSやMRで上手くやっていくのが普通でしょう。しかし、現状の医療改革はMSという人材を必要としない流れが少しながらあります。この流れを急速に拡大していくのであれば、物流だけを担うことになるでしょう。MS＝配送。医療情報はMRもしくは、タブレッドでも無償で医療機関に渡しておけばいいでしょう。

実のあるビジネスというのは本当に難しいです。MS業界からも少しずつ崩れ落ちる音が聞こえ変化がし始めています。これから医薬業界はますます変革していくことは間違いないでしょう。